感謝
- 藤間明紗恵
- 2017年1月24日
- 読了時間: 1分
新たな気分で平成29年、良い年になるよう心より願います。
昨年は大きな変化がありました。
近隣の状況と建物の構造上の問題等から、本所吾妻橋の稽古場を秋のはじめに手離しました。
またいつでも行けるようで、目を閉じればはっきりと稽古場の様子が目に浮かぶので、寂しさを実感できずにいます。
築、約50年。私が生まれ育った古くて小さな家を「こまがた」と呼んでいました。
私がどんなに手を尽くしても、「こまがた」はいなくなる決意を持っているかのようでした。
「こまがた」がなくなったら私は何者だろう?
答えのない不安から、一歩踏み出さなければいけないという気持ちから新春舞踊大会にチャレンジする事を決めました。
こんな状況だからこそ重い腰を上げ、大変貴重な経験ができたと思っています。
母が大好きだった「こまがた」を残せなかったのはこの上なくつらい事ですが、私にご指導下さる先生、長年「こまがた」に通って稽古を続けて下さったお弟子さん方、多くの皆様の温かいお心に触れ、母が残してくれた事のすばらしさを実感し、感謝の思いは重なるばかりです。
現在、お弟子さんには千住に来て頂き、お稽古しています。
前に進むしかありません。
これからもあきえ会をよろしくお願いいたします。
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